レクサスから新型SUV、LBXが世界初公開されました。レクサス史上最小のSUVとなるLBXは、一体どんなモデルに仕上がっているのか。公開された実車の画像を用いながら、車両スペックや内外装を車好きの独自の視点を交えて紹介します。
LEXUS LBX発表
引用:https://lexus.jp/models/lbx/worldpremiere/
Lexusから新型SUVが発表されました。その名も「LBX」。
激戦区であるコンパクトSUV市場にLexusが投入する挑戦作。大注目必至の一台です。公開された情報をもとに、LBXを徹底解説していきます。
LBXとは?
LBXはLexus史上最小のSUV。基本骨格をToyotaのヤリスクロスと共有。GA-Bプラットフォームを採用しています。、ボディーサイズはコンパクトになっています。
車名の「LBX 」は,Lexus Breakthrough X-over、直訳でLexusの画期的なクロスオーバー。通常のレクサスの車名は、RXやLSなど、アルファベット2文字で構成されますが、LBXは3文字。極めて稀です。サイズのヒエラルキーを超越したモデルを作りたい。その意志が車名からも強く感じられます。
続いて車両スペックを見ていきましょう。
LBX 車両スペック
車両概要ではLBXのボディーサイズとパワートレインを紹介します。
ボディーサイズ
ボディーサイズ(トヨタ ヤリスクロス比) | Lexus LBX | Toyota ヤリスクロス |
全長 | 4190mm | 4180mm |
全幅 | 1825mm | 1765mm |
全高 | 1560mm | 1580mm |
ホイールベース | 2580mm | 2560mm |
室内幅 | 1430mm | 1430mm |
最小回転半径 | 5.2m | 5.3m |
Lexus LBXのサイズは上記の通り。
ヤリスクロスと比較すると、全長、全幅が長く、全高を抑えたスタイリングでスタイリッシュさを強調しつつ、トレッドが拡大された分、走行時の安定性が高まっていることも想像に容易いでしょう。一方で、室内幅は両車ともに1430mmで共通。全幅拡幅のほとんどはデザイン変更に当てられたものと考えられます。
興味深いのは最小回転半径。lbxの方がヤリスクロスと比較して回転半径が小さく、小回りが効くということ。取り回しの良さもlbxの魅力の一つになりそうです。
パワートレイン
引用:https://lexus.jp/models/lbx/worldpremiere/
LBXに搭載されるパワートレインは、ヤリスクロスと共通の1.5L直列3気筒エンジンとモーターを組み合わせた定評のあるHEV。高度な駆動力制御により、快適な運転を実現するとしています。サスペンションの詳細は現在非公開ですが、ヤリスクロスと比較してチューンアップが施されると予想されます。続いて、注目の内外装です。
内外装
引用:https://lexus.jp/models/lbx/worldpremiere/
レクサスLBXは、内外装ともに今までのレクサスとは異なった雰囲気を持つものに生まれ変わりました。
外装
LBXのデザインコンセプトは「premium casual」。
力強く高級感のある造りが特徴的です。
引用:https://www.webcg.net/articles/gallery/48370
フロントには、LEXUSの新しいデザイン言語、「ユニファイドスピンドル」や新意匠のヘッドライトを採用。このデザインは、先日発表されたLMとも共通項を感じます。
Lexusはこれまで、スピンドルグリルや三眼ヘッドライトをデザインアイコンにしてきましたが、最近になってデザインに変化が見られるようになってきています。これまでレクサスとはまた異なった印象を受けます。
引用:https://www.webcg.net/articles/gallery/48370
テールはトレンドの横一文字のライトでワイド感を強調。また、リアに配された「LEXUS」の文字が最新のLexus車との共通項を感じさせます。
引用:https://www.webcg.net/articles/gallery/48370
サイドは、フェンダーアーチの樹脂パーツや、キャラクターラインが躍動感を強調。ヤリスクロスと比較して、スポーティーかつアクティブな印象を受けます。
内装
引用:https://www.webcg.net/articles/gallery/48370
内装はシック、ですっきりとした印象。手綱から着想を得たレクサスのデザインコンセプト「Tazuna concept」に基づいたものになっています。運転に集中しやすい視線移動が少ないレイアウトで構成されており、水平基調の連続的で包み込まれるようなデザインや、正面の液晶メーター、センターの大型タッチパネルが特徴的です。
レクサスLBXのグレードは全5種類の展開。それぞれが異なる世界観を提案します。
- cool
- relax
- elegant
- active
- urban
これらのグレードの他にも、内装色等を個別にカスタム出来る「Bespoke Build」も用意されます。
「cool」のインテリア
引用:https://www.webcg.net/articles/gallery/48370
「Relax」のインテリア
引用:https://www.webcg.net/articles/gallery/48370
終わりに
今回はレクサスの新型SUV LBXの紹介でした。コンパクトSUV市場にLEXUSが送り込む挑戦作。
日本導入は23年秋頃とされています。今後の活躍が見逃せない一台になりそうです。
最後まで読んでいただきありがとうございます。当サイトでは今後も新車情報を発信していきます。また別の車でお会いしましょう。